平田邸 内部解体の様子
古い建物のリノベーションの場合、配管や躯体の状態など、解体してみないと実際わからない部分が多い。
今ではほとんど見ないような鉄製の配線管なども出てきた。
事前にマンションの管理事務所から古い図面を閲覧させて貰い、配管ルートの予測もしていたが、実際は多少違っていたりするため、現場を見て配管ルートや排水勾配などの再検討を行っていった。
躯体の状態としては、一部床スラブのクラック補修は行ったが、基本的には良好な状態であった。
配管はかなり老朽化が進んでおり、ほかの部屋でも水漏れなどがあるということだった。
この計画では、これから長く使っていくことを考慮して、一度内部の解体を綺麗に行い、手間は掛かるが、配管や下地材などを一から作り直していく計画とした。