Block house project

コンクリートブロックを使用した住宅のプロジェクト

シンプルな箱型の ”STANDARD”

水平な屋根を強調した ”ROOF”

壁を強調した ”WALL”

3type、25坪の住宅で想定したコンセプト模型


沖縄とコンクリートブロックという素材の関係は深く、第二次世界大戦後のアメリカ統治下の時代、当時台風の被害に悩まされていたアメリカ軍は、資源の乏しい環境の中で生産でき、強風に耐える合理的な建築資材として量産を始め、コンクリートブロックの建物が続々と建てられていった。その建物群は一種の沖縄独特の風景へとなっていった。現代では、RC造が主流となったが、当時建てられたコンクリートブロック造の建物は、現在でも沖縄の歴史のおもかげを残している。

Block house projectでは、コンクリートブロックという素材を現代の建築へ再構築していく。元々素材が持っている表情を生かして、素材感をそのまま空間に現してみたり、箱型、屋根型、壁型など、敢えてひとつの形に規格化せず、様々な形態を生み出していくことで、沖縄建築の新たな潮流として派生させていければと考えている。